秋の乾燥と脱水に注意!在宅でできる水分・栄養管理

暑い暑い夏が過ぎ、ようやく秋の風が心地よくなってきましたね。ほっと一息つくこの時期、暑さが落ち着き「もう脱水の心配はない」と思っていませんか?

実は、秋は意外と脱水や体調の乱れが起きやすい季節なんです。「涼しくなってなんだかだるい」「喉が渇かないから水を飲まない」―――そんなことはありませんか?

今日は、ご家庭でできる秋の脱水対策について、わかりやすくお話ししたいと思います。

なぜ秋に脱水が起きやすいの?

  • 涼しくなって喉の渇きを感じにくくなる
  • 空気が乾燥するので皮膚や呼吸から水分が失われやすい
  • 運動量が減ると便秘や血流の滞りにつながりやすい

ご高齢の方は「水分を摂ると夜中にトイレが近くなる」と控えてしまうことも多く、知らないうちに体の中の水分が減ってしまい、だるさや食欲不振につながることがあります。

ご家庭でできる水分摂取の工夫

  1. 温かい飲み物を活用
    • お茶や白湯、具だくさんの味噌汁などで無理なく補給しましょう!冷たいものが苦手な方も安心です。
  2. 一口ずつ、こまめに
    • いっぺんにたくさん飲むより、少しずつこまめに摂る方が体に優しく、続けやすいです。
  3. 水分を含む食品を取り入れる
    • 梨や柿など、秋の果物には水分がたっぷり。自然においしく水分補給ができます。
  4. ご家族の声掛け
    • 「一口飲んでおこうか」?」と声をかけるだけでも、習慣づけに効果があります。

栄養面でおすすめしたい秋の旬メニュー3品

季節の食材を使えば、水分と栄養を自然にとることができます。どれも手軽で、食卓から”秋”を感じられるメニューです。

① 梨と柿のヨーグルト和え

  • 水分たっぷりの梨と、ビタミンCが豊富な柿を一緒に。
  • ヨーグルトを和えることでたんぱく質とカルシウムも補えます。
  • デザート感覚なので、食欲がないときにも食べやすいですよ。

② さつまいもときのこの具だくさん味噌汁

  • さつまいもで食物繊維とエネルギーを、きのこ類でビタミンDや食物繊維を。
  • 体があたたまるお味噌汁で、水分補給にもぴったりです。
  • 具だくさんにすれば満足感もあり、秋の食卓におすすめです。

③ 鮭とほうれん草のホイル焼き

  • 秋鮭は良質なたんぱく質とビタミンDが豊富
  • ほうれん草を添えると、鉄分とβカロテンも一緒にとれます。
  • ホイルで包んで焼くだけで、ふっくら柔らかく仕上がり、後片付けも簡単です。

訪問看護でできるサポート

看護師やリハビリスタッフが定期的に訪問し、水分不足や栄養不足の”ちょっとしたサイン”wにいち早く気づくことができます。

そのうえで、お一人おひとりの体調や生活に合わせた、きめ細かいアドバイスを行っています。

  • 水分や栄養の摂り方のチェックとサポート
  • 脱水や栄養不足の早期発見
  • 食事や水分の工夫を、ご家庭の環境に合わせて提案

「最近飲んでいないかも」「食欲が落ちてきた」―――そんな小さな変化を見逃さないのが訪問看護です。

まとめ

秋は過ごしやすい季節ですが、乾燥と油断から体調を崩しやすい時期でもあります。

旬の食材を使った水分&栄養メニューを取り入れて、無理なく、楽しみながら元気に秋を過ごしましょう。

訪問看護は、ご本人だけでなくご家族と一緒に健康を支えます。

「安心して秋を楽しみたい」―――そんな思いを私たちと一緒に叶えていきましょう。